3 資産形成<運用編>

我が家の資産運用の方針

本日もたぬ猫家のブログに訪問いただきありがとうございます

今回は我が家の資産運用の方針について紹介します

サクッと読むための目次

こんな人にオススメ

  • 資産運用を始めようと考えている
  • リスク許容度の計算方法を知りたい
  • 他人の運用方法や方針について知りたい

我が家の資産運用の方針

  • インデックスファンドに長期投資(30〜40年以上運用予定)
  • 国際分散投資(先進国株式・国内株式・新興国株式・国内債券)
  • 低コストのファンドを選択(eMAXIS Slim:業界最低水準のコストを将来にわたって目指し続けるファンド)

長期・分散・低コストインデックスファンドの選択理由

  • 最低限の投資運用の知識で始められる運用手法であるため
  • 積立投資の設定を利用すれば、ほぼ手間をかけずに運用できるため
  • 株価チャートを予測したり、個別株の企業の財務諸表等を読み込む時間がない
  • 資産形成の目的は経済的な自由を手にいれて大切なことに時間を使うため

運用中の注意点

  • とにかく売らない(バイ&ホールド)
  • 毎日の資産増減を気にしない
  • 世界経済の成長に投資していることを意識する

何もすることがない→余計なことをしてしまう

運用を始めると手間が掛らない代わりに何もすることがないことに気がつきます

実は、この『何もすることがない』ことが曲者で、何もしなくて良くなると余計なことをしてしまうことがあります

長期分散投資の基本は買ったら売らない(バイ&ホールド)ですが、投資期間中の暴落時に狼狽売りをしたり、目新しい投資先が見つかり鞍替えしてしまうと、投資行動に一貫性を保てなくなり、長期投資の利点を活かせなくなります

長期分散投資は、30〜40年運用することを認識して、余計なことはせず、寝かせておくくらいのつもりで運用することが重要です

リスク許容度の範囲内で投資する

リスクとは

ここでのリスクの意味は危険度ではなく、将来の不確実性の度合いを意味します

リスクへの許容度

  • 最大の損失を想定する
  • 大切な時間を過ごしている時に思い出さないかどうかでリスクの取りすぎを判断する

リスク許容度の計算

我が家のリスク・期待リターン割合

  • リスク:17.44%(先進国株式7割・国内株式2.5割・新興国株式0.5割)
  • 期待リターン:5.12%

※無料の分析ツールを使用:ファンドの海『アセットアロケーション分析』

最大の損失を-47.2%と想定

  • リスク:52.32%(3標準偏差:17.44×3)
  • 期待リターン5.12%を中心として
  • +57.44%・-47.2%の範囲に収まる

※リスク(将来の不確実性の度合い)を統計学では標準偏差といい、数字で表せます

※上記の計算は99.7%の確率で収まる(3標準偏差)で想定し、最大損失を計算しています

我が家では3標準偏差・最大-47.2%のリスク資産(株式等)の減少を許容できるかどうかを検討し、許容範囲と判断して資産配分を決定し、投資を行なっています

※公的年金を運用しているGPIF(年金積立金管理運用機構)に解説が載っていましたのでそちらも参考にしてください(GPIF公式HP

まとめ

今回は、下記の方に向けて我が家の資産運用の方針について紹介しました

  • 資産運用を始めようと考えている
  • リスク許容度の計算方法を知りたい
  • 他人の運用方法や方針について知りたい

各自のリスク許容度を計算から把握することで資産運用の方針を立てやすくなります。

また、リスク許容度を計算・把握することで精神的な安心も得られます。一方で、株式市場の値動きを計算で正確に捉えることは困難であることも事実だと思います。

リスク許容度の計算で弾き出した結果はあくまで参考値とし、現実の値動きが予想を上回ることも念頭に置く必要があると考えます。最終的に投資行動は自己責任になりますが、今回の記事がみなさんの資産運用の方針を考える上で、少しでも参考になれば幸いです。