本日もたぬ猫家のブログに訪問いただきありがとうございます
当ブログでは
- 家計改善で月5万円を確保
- 確保した月5万円を『つみたてNISA』や『iDeCo』で運用し資産を形成
①・②の実現を目標に、再現性の高い方法について
- 家計改善
- 資産形成(準備編)
- 資産形成(運用編)
の3つのグループに分け、STEP形式で解説していきます
今回は『資産形成(準備編)』のSTEP3として
資産配分の重要性について解説します
サクッと読むための目次
はじめに
資産形成(準備編):6STEPの紹介
- STEP1:証券口座の開設方法を解説
- STEP2:オススメの投資方法を解説
- STEP3:資産配分の重要性を解説←今回はココ
- STEP4:自分のリスク許容度の測り方を解説
- STEP5:積立投資の設定方法を解説
- STEP6:NISA・IDECOの利用方法を解説
100点は目指さない・60〜70点でOK
- 節約や改善は突き詰めるとキリがない(やりこみゲーにならないように)
- 完璧を目指すとノウハウコレクターになり、肝心の『行動すること』が遅れる
- 改善はそこそこにして早く資産形成に着手する(時間を味方につけることが重要)
資産形成する前に・・・
資産形成を始める前にお金(=自己資金)を整理しましょう
- 運用資金
- 生活資金
運用資金
生活資金以外のお金を運用資金とする
- リスク資産
- 無リスク資産
リスク資産
運用資金の中からリスク(=将来の不確実性)
をとって運用する分
例:全世界の株式に投資している手数料の安いインデックスファンド等
無リスク資産
運用資金ーリスク資産=無リスク資産
例:国債又は銀行預金(1行:1000万円を上限)等
生活資金
約3〜6ヶ月程度の生活費を現金で確保して普通預金に置いておく
※毎月の収支が赤字の場合は家計改善5STEPを参考に
まずは家計の見直しから着手してみてください
資産配分とは・・・
資産配分=アセットアロケーション
- 運用資金を国内外の株式や債券等にどの割合で配分して投資するかを決める
- 運用の目的、資産状況やリスク許容度(耐えられる損失額)によって配分が変わる
アセットアロケーションが投資の勝敗を決める?
実は、投資の成果は・・・
- 投資の『タイミング』や『銘柄選択』ではなく
- 『資産配分』で勝敗が決まってしまう
このことが、既に研究で説明がついてしまっているそうです
参考
『ポリシー・アセットアロケーションの説明力』
出典:小松原 宰明
タイミングや銘柄選択が重視されるのは何故か・・
金融機関やマネー雑誌では投資タイミングや銘柄選択を
重要な要素として特集されているのをよく目にしますが
資産配分が投資の成果に大きな影響を与えるのならば
その特集を組めばいいはずです
でもそうしないのは何故か・・それは
『金融機関が販売したい商品』≠『投資家が必要としている商品』
- 店頭に並んでいる商品の多くは投資家が必要としない商品であることが多い
- 投資家が必要な商品は限られていて、利幅の大きな商品は投資家には不要
つまり、タイミングや銘柄選択を謳った商品(主に手数料の割高な商品)を
宣伝し、その必要性を説くことで、購入に繋げ自社の利益を獲得している
当たり前ですが、金融機関も利益を出さなければなりません
金融機関にとって利幅の小さい投資商品よりも利幅の大きな商品を
売るのは当然の行為だとも言えます
金融機関と投資家は利益相反の関係
このことからも、金融機関と投資家は利益相反の関係になってしまいます
なので、投資家もある程度は勉強して知識をつける必要がありますね
一緒に勉強して判断できる知識を身に付けていきましょう
資産配分を決める方法
前提
- 自分のリスク許容度(耐えられる損失金額)を年間◯◯円までと決める
- その範囲に収まるような資産配分にする
方法1:マーケットポートフォリオ(=市場ポートフォリオ)
- 世界各国の株式や債券などのリスク資産を対象
- 各々の時価総額と同じ比率で資産配分を決定する方法
方法2:有効フロンティア
複数のリスク資産(株式・債券など)を
- 同じリターンなら最小のリスクのもの
- 同じリスクなら最大のリターンのもの
このようになるように効率的に組み合わせたものを図に表したもの
- 横軸にリスク・縦軸にリターンを取り
- グラフ上に描いた『曲線』
ポートフォリオとの違い
ポートフォリオとは・・
『金融』・『投資』の世界では
- 金融商品の組み合わせ
- 具体的な運用商品の組み合わせ
を意味しています
※アセットアロケーションは資産クラス(株式・債券等)の配分を決めたもの
※ポートフォリオはアセットアロケーションに従って資産クラスごとの
具体的な金融商品を決めたもの
図解
アセットアロケーション
ポートフォリオ
アセットアロケーション作成の便利な無料ツール
『ファンドの海』:とても便利な作成ツール(無料)ですので是非利用してみてください
※資産クラス・投資金額を入力すると自動計算されます
計算結果
- 運用資産の期待リターンとリスク
- 長期運用による結果の予想
- 有効フロンティアの確認
※資産配分や運用商品の組み合わせを検討する際にとても便利なツールです
まとめ
最後までお読み頂きありがとうございます
今回は『資産形成(準備編)』のSTEP3として
資産配分の重要性について解説しました
要点は・・・
- 投資の成果は資産配分で勝敗が決まる
- 無料ツールを活用してリスク許容度の範囲内に収まる資産配分を把握する
今回は投資の成果に影響を与える要素を紹介しました
その一つに『自分のリスク許容度』があります
次回は、そのリスク許容度の計算方法について解説します
資産運用する上でとても重要な要素ですので
是非、確認していただければと思います
『投資は自己責任』であることを大前提にして、最低限の知識を
身につけた上で資産配分や運用商品を選ぶようにしましょう
次回は資産形成(準備編)のSTEP4『自分のリスク許容度の測り方』
を解説します
当ブログの記事が皆様の資産形成の一助になれば幸いです